呼吸は鼻でしていますか?免疫異常も起こしかねない口呼吸とは。

口を開けてる女性

リウマチや円形脱毛症、甲状腺疾患など、原因がはっきりわからない病気にかかった場合、治療法にも迷走しますが、原因を探し出したい衝動にもかられますよね。

このブログでも、自己免疫疾患とくくって、原因も治療法も曖昧な疾病について、色々と書いてきていますが、やはりこれも、一因としてあるのかなと思っているのが、口呼吸です。

呼吸とは本来、鼻でするもの

そう気づいたのは、本当に、大人になってからです。リウマチ患者に、口呼吸が多いという記事をどこかで読んで、口呼吸なるものが、体に不調をもたらすもとだったりすると、知らされました。

空気内には、さまざまな雑菌やウイルスが含まれています。鼻というのは、鼻毛と言われる繊毛や、粘液などで、空気中の雑菌等をできるだけ除去しています。そして、喉元を通る際には、すでに鼻から入ってからの体温で暖められたきれいな空気が通過するわけです。

しかし、口呼吸になると、雑菌等をろ過するものが何もありません。そして、冷たい外気は、直接気管支や肺などに入り込むというわけです。

と、これだけでも、ちょっと鼻呼吸のほうが良いんだなとわかります。

さらに、口呼吸は、口をぽかんと開いたままになっていることが多いので、歯並びの悪さや顔の輪郭のゆがみなども、うみだしてしまうとのこと。そして、虫歯や口臭の原因にもなります。

たかがこれだけの事なのですが、呼吸とは、生きている限り常に行っていることで、小さなことでも積み重なると、立派に大きな病の素になってしまうというのです。実際、口呼吸を鼻呼吸に治しただけで、アトピーが良くなったなどの実証例もあるのです。

若い頃から口呼吸だった

以前、腸内環境の話を書いたときも、私は昔から腸が弱かったと言いましたが、これも同じく、昔から口呼吸だったという記憶があるのです。

幼少期ではなく、20歳前後からだと思います。とてもよく覚えているのが、その頃、エアロビクスにはまっていて、あの時の呼吸法が、鼻からすって口から吐く、という指導をうけていたんですよね。で、口から空気を吐く、という動作がくせになっていて、そのうち、吸うのも口から吸うようになっちゃったんでしょうね。

鼻炎持ちというのも原因かもしれません。鼻だけで呼吸するのがキツくて、口で呼吸していたほうが楽だったんだと思います。

よく、不意打ちで撮られた写真は、いつも口をぽかんと開いている自分がいました。ああ、若い頃から口呼吸だったんだ…と実感しました。

口呼吸だけが、様々な疾患の原因とは限りませんが、鼻呼吸より体に良くないことは、確かです。そして、ぽかんと口を開いた顔は、やはりしまりがなくて、美しくありません。

口呼吸を治すために

あいうべ体操

口呼吸を治すために、手軽な方法は、あいうべ体操です。これ、有名ですよね。私も、口呼吸を治したいと思った時に、すぐにこの体操が見つかりました。

あいうべ体操で、口呼吸って治るの?って半信半疑だったんですが、治るみたいです。口呼吸の人って、舌が、下前歯の裏にくっついているそうなんです。でも、本来、舌の位置って、上あごにくっついているのが正しいらしい。上あごにくっつけるのが、きついって人は、舌の筋肉が衰えている証拠なので、その筋肉を鍛えるために、あいうべ体操が効果的なんです。まじめにやると、けっこう大変です。でも、手軽な方法です。継続させるのが大切です。

口呼吸ストップ用テープ

これ、使っています。とても良いです。唇や、皮膚、荒れないですし、着け心地も悪くないです。一度、使い切ってなくなった時に、バンドエイドで試したんですが、ダメでした。かゆいし、とる時痛いし。なので、これは、結構必需品です。ただ、これって、口の真ん中に貼るんですが、左右の口のはしから、無意識に空気吸っちゃったりできちゃうんですよね。特に、鼻が詰まっているときとか。口を大きく開けての呼吸よりましなんだろうけど、口呼吸を完全に止めるのは、このテープだけだと難しそうです。

鼻腔拡張テープ

鼻が詰まっているから、どうしても鼻呼吸ができない!という時は、このテープです。ブリーズライトは、本当にほんとーに、私はお世話になっています。鼻詰まりが、たびたび起こる私は、寝る時に限らず、家にいる時ならば、昼間でも、これを貼ってしまいます。びっくりするほど、鼻が通ります。

話はそれますが、妊娠中に、鼻づまりがひどかったんです。薬も飲めないし、点鼻薬も使いたくない、と思った時に、これが大いに役立ちました。鼻が詰まった時の不快感は、これで、おおかた、解消されます。

私の夫は、このテープよりも、ヴィックスのインヘラーのほうがお気に入りです。たしかに、インヘラーも鼻の通りが一瞬良くなりますが、でも私はテープのほうが、効くような気がするし、好きですね。

まとめ

口呼吸は、少しずつ収まってきていると思っています。普段、こうやってパソコン打ってる時も、口は開いていません。今は、ちょうど花粉症に悩まされているので、夜は知らずに口呼吸をしてしまっているようですが(朝、口の中がカラカラ)、それでも昔よりも鼻で呼吸できている感じがします。

持病が良くなっているかどうかは、「?」ですが、続けていけばたくさんある疾病が少しずつでも良くなってくれるだろうと期待はしています。心当たりのある方は、まずは手軽なあいうべ体操から試してみてはいかがですか。